写真を撮影されるのが好きな人におすすめのモデル業。フリーランスであれば、モデルになることへのハードルがグッと下がります。そこで今回はフリーモデルの定義や仕事の種類、フリーモデルになるメリット、フリーモデルになる方法、仕事の獲得方法などをご紹介します。
モデル事務所や芸能事務所などのエージェントに属すことなく、個人でモデルの仕事を請け負うのがフリーモデルです。税務上では個人事業主となります。
モデルの仕事は、従来であればモデルに所属して事務所から仕事を獲得するのが主流でした。近年は仕事のマッチングサービスも増加し、SNSや動画などを利用してセルフブランディングがしやすい時代になっています。モデル事務所を通さなくても仕事を獲得できるという点が、フリーランスへのハードルを下げている要因といえるでしょう。
一口にモデルといっても仕事の範囲は幅広くあります。モデルはどのような仕事があり、どのような働き方をしているのでしょうか。読者モデルから撮影会やグラビア、ファッション、広告まで、フリーモデルの様々な仕事の種類をご紹介します。
読者モデルはファッション誌や情報誌の一読者として登場するモデルを指します。読者モデルはモデルを専業にしておらず、学生や会社員が兼業しているケースがほとんど。平日の昼間に呼ばれて取材や撮影に参加するという流れが多いため、スケジュールに対応できる人が有利です。また取材・撮影の内容によっては無報酬の場合もあります。芸能界にも読者モデルからキャリアをスタートして有名になったタレント、女優・俳優は意外に多いことが知られています。
撮影会で被写体としての役割を担うのが撮影会モデルです。カメラマンは写真愛好家からプロカメラマンまで、様々な層が撮影会に参加します。コスプレ、水着などの企画型撮影会やロケ撮影がメインの屋外撮影会など大小さまざまなタイプのイベントがあるので、出演機会の多いジャンルといえます。
ヘアモデルとは、ヘアスタイルのサンプル画像の撮影で活躍するモデルです。ヘアカタログ雑誌の他、ヘアサロンの広告やイメージ撮影などの媒体に利用されます。サロンの美容師がヘアスタイリングをするので、場合によっては髪型やヘアカラーが変わることもある仕事です。
モデルといえばファッションモデルを思い浮かべる人も多いでしょう。ファッションモデルはファッションの魅力をアピールするモデルです。アパレルブランドのファッションショーや展示会の他、パンフレットやカタログ、雑誌などの撮影の仕事があります。
広告モデルは、広告用の撮影に起用されるモデルです。新聞・雑誌、電車の中吊り広告、カタログ、パンフレットなどのスチール撮影もあれば、テレビCMや動画広告といったムービー撮影でも活躍の場があります。商品のターゲット層に応じた年代が求められるため、あらゆる年代のモデルが活躍しています。
グラビアモデルは、グラビアアイドルとも呼ばれ、雑誌のグラビアページやポスター、カレンダーなどの撮影で活躍するモデルです。モデル自身のキャラクターが求められる仕事で、雑誌の売上アップに貢献するほど影響力を持つ人もいます。テレビタレントの中にはグラビアモデル出身の人も少なくありません。
モデル事務所やタレント事務所に所属せず、フリーモデルになると自分の裁量で仕事を受注できることが大きなメリットといえるでしょう。何事も自分の判断で決められるため、苦手な仕事や合わない仕事は受けないという選択もできます。そのほか、自分の都合の良いスケジュールだけ仕事をしたり、ヘアスタイルやネイルも自分好みにチェンジしたり。そんな自由度の高さはフリーランスの醍醐味かもしれません。マネージメント料や手数料も発生しない点も魅力のひとつです。裏を返せば、営業活動からクライアントとの交渉、時間、お金、事務処理などのすべてを自分で管理しなくてはならないということ。たとえ厳しくても自由な働き方を優先するか、マネージメントは任せたいのか、自分好みの働き方が問われます。
フリーモデルになるには、他の個人事業主と同様に税務署や役所等に届け出をしておきましょう。フリーランスに必要な届け出とは、まず健康保険や年金といった保険関係と、個人事業主の開業届や青色申告承認申請書などの税務関係との二種類があります。また、フリーモデルとしての活躍の場は、自分で開拓していくことが必須です。
モデルの必需品といえばコンポジット(通称:コンポジ)いう資料です。名詞代わりになるもので、モデルの生命線といっても過言ではありません。掲載する内容は、自分の宣材写真のバリエーションに加え、モデル名と連絡先、年齢、身長、スリーサイズ、靴のサイズ、趣味・資格などの基本的な情報です。数あるオーディションの中には「書類選考」だけでモデルを決定することもあるため、コンポジをしっかりと作成して自分の魅力を伝えることが大切です。古い宣材写真をいつまでも使用するのは避けたいもの。定期的に撮影して写真の鮮度を保ちましょう。
コンポジの撮影にはハウススタジオを利用するのがおすすめ。こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
モデル撮影ロケ場所選びはここがポイント
フリーモデルは自分で仕事を探すことから始まるので、最初は不安に感じる人も多いでしょう。フリーモデルの仕事を受けるためにチェックしておきたい情報や必要なことを紹介します。
フリーモデルの仕事の獲得方法は、オーディションへの応募が王道です。最近ではオーディション情報のポータルサイトもあるので、オーディションにエントリーすることから始めましょう。モデルに求める素質や応募資格などの情報も、あらかじめ公表されているのでしっかりと読み込むことが大切です。実際のオーディションでは、書類審査や面接、カメラテストといった様々な段階があり、外的要素だけでなく仕事に対する姿勢も、重要な選考基準として見られていることを意識しましょう。
オーディションの一つとして、雑誌の誌面やウェブサイトで募集している読者モデルの応募もおすすめです。読者モデルとしての経験は、自分自身のブランディングや実績作りに役立つでしょう。
また仕事のチャンスを増やすために、自分自身を知ってもらうことが重要です。自己ピーアールの一環として、自分のウェブサイトを開設したり、InstagramやTwitterなどのSNSをはじめ、YouTubeやTikTokなどの動画を利用して自分を表現していきましょう。特にSNSや動画サイトはキャスティング会社が新人モデル発掘のためにSNSでスカウトを行っていたり、「企業案件」の打診があったり、ダイレクトに仕事につながる機会を増やせます。
この他、モデル登録サイトやマッチングサイトなどに登録してチャンスを増やすことも方法のひとつです。自分のやりたい仕事に出会うためにも、お仕事情報はこまめにチェックしておきましょう。
フリーモデルは自己流でも始められるのが魅力ですが、モデルとして活躍の場を広げるならば撮影に求められる人材になることも大切です。まずはイベントへの参加や撮影現場など、その場に応じて自分の役割を全うするよう意識してみてください。また「CMに出演したい」、「ショーに出演したい」などの目標を持つのであれば、モデルとしてのスキルアップにも挑戦しましょう。モデルコースを併設しているタレント養成スクールやインフルエンサーの専門学校などを活用するのもおすすめです。ウォーキングやポージングなど、撮影にも欠かせない基本的なスキルを学習できます。
今回の記事ではフリーモデルの定義や仕事の種類、フリーモデルになるメリット、フリーモデルになる方法、仕事の獲得方法などをご紹介しました。現代は素人でも容姿に自信がなくてもフリーモデルになれる時代。オーディションやマッチングサイトなどで仕事を見つけやすくなっているので、様々な募集に挑戦して実績づくりを心掛けましょう。また、宣材写真は自分自身を売り込むツールですので定期的に撮影するのがおすすめ。そんな時に活躍するのがハウススタジオや撮影スタジオです。ハウスタ.comではおしゃれなハウススタジオを多数掲載しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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